7/1 晴れる屋TC Let's5 モダン 4-1【指輪物語環境 緑単トロン 17-2-1】

使用デッキ:緑単トロン
前回と変わらず、『解放された者、カーン』3枚で『歪める嘆き』2枚の構築。
この構築のままの理由としては、『一つの指輪』の強さが認知されたことで、指輪を使う4Cオムナスやトロン同型が増えると予測したから。そうしたデッキに対しては『歪める嘆き』よりも、『解放されたもの、カーン』の方が強い。

1回戦:ボロスバーン 先手 ×〇×
1ゲーム目は1マリガン。4ターン目トロン成立するハンドをキープして負け。プレイの分岐点としては、2ターン目に打った『古きものの活性』で、確実な4ターン目トロン成立を優先して『探検の地図』を手札に加えたが、足りないトロン土地は素引きする前提で、『絶え間ない飢餓、ウラモグ』を手札に加え、『ウルザの塔』を2枚セットして4ターン目に出せるようにしても良かったかもしれない。特に、『ゴブリンの先達』に殴られている状況だったので『ウラモグ』の択をとっても良かった。バーンは土地が少ないハンドをキープすることも多く、土地をすべてリムーブすれば勝てる可能性があった。
2ゲーム目はダブルマリガン。3ターン目『ワームとぐろエンジン』、4ターン目殴ったところで『頭蓋割り』でライフゲインを空かされ、『大いなる創造者、カーン』からの『一つの指輪』で耐え、5ターン目に『ワームとぐろエンジン』のライフゲインが通って勝ち。
3ゲーム目はダブルマリガン。このゲームでは、『粉々』をケアして『探検の地図』を起動できるマナがある状態で唱えた。ただし、最終盤面で『カーン』から『虚空の杯』を持ってきた時に、『粉々』があると読むのであればX=2でキャストするべきなのに、X=1でキャストしてしまった。1マナのカードの方が多いのでこの判断自体は間違いとは言えないが、一貫性のないプレイだったと思う。X=2であればライフ1で耐えることができ、そこからは相手のドロー次第では勝つことができた。
<サイドボード>
+3 機能不全ダニ
+1 魂なき看守
+1 仕組まれた爆薬
+1 一つの指輪(後手時)
-3 忘却石
-2 街並みの地ならし屋
-1 解放されたもの、カーン(先手時)
『魂なき看守』は、単純にスタッツがブロッカーとして優秀で、相手の『裂け目の稲妻』やもし入っていれば『舞台照らし』を牽制できるのでサイドインする。
<対戦相手のサイドボード>
粉々、摩耗・損耗、流刑への道、跳ね返す掌、乱動する渦

2回戦:ティムール続唱サイ 先手 〇〇
1ゲーム目はダブルマリガン。相手が土地2でストップ。3ターントロン成立から『ワームとぐろエンジン』キャスト。『厚かましい借り手』でバウンスされるも、次のターン『ウルザの塔』セットから、『ワームとぐろエンジン』キャスト+『大いなる創造者、カーン』から『虚空の杯』で勝ち。
2ゲーム目はダブルマリガン。1ターン目『彩色の宝球』、2ターン目『魂なき看守』の展開に『活性の力』を合わせられる。この場面、『宝球』を切って『看守』を出せば『活性の力』をケアすることができた。
相手が3枚目の土地を置けず、こちらの5ターン目トロン成立が間に合う。『大いなる創造者、カーン』『一つの指輪』『ジェガンザ』があるハンド、いずれか2行動できるという状況で『大いなる創造者、カーン』をまずキャストして『否定の力』を合わせられ、『ジェガンサ』を展開したのだが、この判断が間違っていたかもしれない。この択を取った理由としては、『指輪』はできれば相手のサイを展開してきたターンに使いたい、ということだったが、『血染めの月』を先に展開され、1ターンずれて合わせることができなかった。『指輪』を合わせたい、という考え自体は悪くはなかったが、手札に『指輪』以外の有効なカードがないため結局次のターンにキャストせざるを得ず、そうであれば先に出してカードを引いた方が良かった。逆に、『指輪』キャスト以外に有効な行動がとれる見込みがあるのであれば、引っ張る判断で良かったかもしれない。
最終的に、『大いなる創造者、カーン』の2枚目を引き込み、『虚空の杯』をキャストして、盤面は『ワームとぐろエンジン』で押さえて勝ち。
なお、『血染めの月』について、『指輪』でカードを引けている状況では、土地を並べて『ワームとぐろエンジン』などの素キャストも視野に入ってくるため、あえて壊さないということも十分に考えられる。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
+1 魂なき看守
-3 解放されたもの、カーン
<対戦相手のサイドボード>
活性の力、血染めの月

3回戦:白タッチ青ハンマー 後手 〇〇
1ゲーム目はダブルマリガン。後手3ターン目トロン成立し、『一つの指輪』キャスト+『忘却石』から、4ターン目『忘却石』起動から『大いなる創造者、カーン』。
相手が『墨蛾の生息地』をコントロールしていたため。『巨像の槌』+『シガルダの助け』を引かれていたら負けだった。この負け筋は、『カーン』から『真髄の針』を持ってきて、『墨蛾の生息地』を指定すればケアできるが、『真髄の針』を抜いてしまっていたためケアできなかった。
次のターン、『カーン』から『虚空の杯』を持ってきて、X=1で置いて相手が投了。
2ゲーム目はトリプルマリガン。1ターン目の『探検の地図』を『呪文貫き』でカウンターされる。ただし相手の動きが芳しくなく、ダラダラした展開に。
相手が丁寧な方で、『ウルザの物語』1章誘発を宣言してくれたので、それに対応して『機能不全ダニ』を起動、という一幕があった。考えとしては『ウルザの物語』はこれまで手札にあったのであればすでに出しているため、このターン引いたカードであり、であれば相手の手札が弱いことは確定しているため起動して良いという判断だった。『彩色の星』からのマナでの起動だったのだが、トロンが揃っていないため早くドローに変えたかったということもある。『ウルザの物語』の1章スタックは見逃されやすいので、注意したい。
最終的にはトロンが揃って、『大いなる創造者、カーン』から『虚空の杯』X=1、『ワームとぐろエンジン』で勝ち。
<サイドボード>
-2 絶え間ない飢餓、ウラモグ
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン
+3 機能不全ダニ
+1 仕組まれた爆薬
<対戦相手のサイドボード>
真髄の針、ラヴィニア、(白行進)

4回戦 リビングエンド 先手 〇〇
1ゲーム目は7枚でキープ。先手3ターン目にトロン成立。『解放されたもの、カーン』をキャストするも『否定の力』でカウンター。後手3ターン目『死せる生』を4ターン目『忘却石』で流すと、相手は2枚目の続唱スペルを引けなかったらしくサイクリングを繰り返してパス。5ターン目『ウラモグ』で土地をリムーブしたが3マナは残り、ここで引かれていたらやばかったが引かれず、『ウラモグ』で殴ったら相手のデッキから『死せる生』がなくなったらしく勝ち。
2ゲーム目はトリプルマリガン。後手3ターン目トロン成立するも、先手3ターン目『死せる生』に対して有効な手を打てず、ライフが2まで落ち込む。なんとか後手4ターン目『忘却石』で流す。その後相手は『死せる生』を全て素引きしてしまったらしく、6ターン目『絶え間ない飢餓、ウラモグ』で勝ち。この試合では『湧き出る源、ジェガンサ』がブロッカーとして役立ってくれた。

<サイドボード>
+1 トーモッドの墓所
+1 魂なき看守
+1 石の脳(先手)
+1 一つの指輪(後手)
-3 解放されたもの、カーン(後手)
-1 解放されたもの、カーン(先手)
-2 街並みの地ならし屋(先手)
<対戦相手のサイドボード>
基盤壊し、活性の力、(厚かましい借り手)

5回戦 ボロスバーン  後手 〇〇
1ゲーム目は7枚でキープ。相手が1ターン土地1で詰まり、こちらが後手3ターン目で、相手の場に『僧院の速槍』がいて、残りライフ6点という状況。手札に『ワームとぐろエンジン』と『大いなる創造者、カーン』があり、どうするか迷って、最終的に『大いなる創造者、カーン』から『三なる宝球』をキャスト。相手が3枚目の土地を引けず勝ち。
2ゲーム目は7枚でキープ。相手が1ターン目クリーチャーを出さず『溶岩の打ち込み』初動。1ターン目、『探検の地図』をキャストするか、『彩色の星』から次のターン『古きものの活性』をキャストするかの択で、『探検の地図』をキャスト。『探検の地図』をキャストする裏目としては『粉々』が考えられ、『彩色の星』なら壊されてもドローができる。ただし、結局トロン成立が遅れることには変わりがないうえ、『大歓楽の幻霊』の裏目もあるので『探検の地図』のキャストを選択した。
ゲームは後手3ターン目の『ワームとぐろエンジン』が間に合う。1マッチ目の2ゲーム目と似たような展開となり、『ワームとぐろエンジン』のライフゲインは『頭蓋割り』で空かされるも、『一つの指輪』で延命して勝ち。
<サイドボード>
+3 機能不全ダニ
+1 魂なき看守
+1 仕組まれた爆薬
+1 一つの指輪(後手時)
-3 忘却石
-2 街並みの地ならし屋
-1 解放されたもの、カーン(先手時)
<対戦相手のサイドボード>
粉々、摩耗・損耗、流刑への道、跳ね返す掌、乱動する渦

見返してみると運が良い試合が多かったが、きちんとマリガンして甘いハンドをキープしなかったからこそ、幸運を最大限生かすことができ、勝利という結果につなげられたと思う。ただし、まだまだプレイミスは多く、反省が必要。
緑単トロンのサイドボードに『魂なき看守』が複数枚積まれているMOのリストがあり、なぜそんなに積まれているか分からなかった。今日続唱系デッキ(リビングエンド・サイ)やバーンと対戦してみて、確かにスペースがあれば複数枚積みたいカードだと感じた。スタッツが優秀で3点火力や踏みつけで除去されづらく、時間を稼いでくれるカードとしてとても優秀だった。ただし、続唱系デッキにはサイドに入っている『活性の力』で処理されてしまうため、注意が必要。
今まで、サイドボードにある『三なる宝球』を使う瞬間がなく、必要性を疑問視し始めていたのだが、今日の最終マッチではゲームを決める活躍をしてくれた。一方で、『真髄の針』を抜いたことによってミシュラランドへの対処が難しくなってしまっており、そのせいで3回戦で負け筋ができてしまっていた。

それでは。