6/25 プレイヤーコンベンション二日目 サイドイベントモダン 7-0【指輪物語環境 緑単トロン 13-1-1】

使用デッキ:緑単トロン
変更点①メインの『森』を1枚減らして『母聖樹』の2枚目を追加。
理由としては、昨日(6/24)の対戦で、中盤以降思った以上に『森の占術』や『探検の地図』で『爆発域』や『耐え抜くもの、母聖樹』をサーチして使うことが多く、『母聖樹』を土地として置いてしまうと中盤以降選択肢が減って苦しくなることがあったため。また、『血染めの月』耐性という点でも、『彩色の星』『彩色の宝球』で色マナは出せるため、森を2枚にしても良いと判断した。

変更点②『一つの指輪』をメイン3、サイド1追加した。代わりに抜いたのはメインから『大祖始の遺産』2、『歪める嘆き』1、サイドから『真髄の針』1。
少し迷っているのはメインから『解放されたもの、カーン』を1枚抜いて、序盤の干渉手段である『歪める嘆き』をもう1枚取るべきかどうかということ。トロンが揃った3ターン目の行動として、『一つの指輪』キャストでも十分に強いため、『解放されたもの、カーン』の枚数を減らしても大丈夫ではないか、と思っている。

・ターボタウン
1回目 青赤執政 後手 〇×〇
1ゲーム目はトリプルマリガン。3ターン目トロン成立から『一つの指輪』をキャストし、リソースを回復して勝ち。
2ゲーム目はダブルマリガン。血染めの月が刺さったが、相手の攻めがラガバンのみでゆっくりだったため『大いなる創造者、カーン』から『一つの指輪』でリソースを回復しようとしたものの、カウンターされて負け。
3ゲーム目は7枚でキープ。3Tトロン成立、『一つの指輪』キャスト。ただし次のターン指輪の起動含めて何も引けずかなり危ない展開になるも、なんとか間に合って勝ち。
『一つの指輪』を起動し始めると、ハンド差がついて思った以上に相手の手札が少ないという展開になることが多い。つい感覚で、お互いに展開していて自分の手札が多い時は相手の手札もそこそこあると思ってしまうので、『指輪』を起動しているときは相手の手札の枚数を意識することが重要になると感じた。
<サイドボード>
(先手)
+2 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 精霊龍、ウギン
(後手)
+3 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン

・モダン1
1回戦 青白ウルザソプター 後手 ×〇〇
1ゲーム目は7枚でキープ。相手の先攻1ターン目『エスパーの歩哨』が強く、『彩色の宝球』を『ポータブルホール』で処理されたのもきつく、3ターン目『イラクサ嚢胞』の猛攻に耐え切れなかった。
最終ターン付近、土地サーチをキャストすればトロンは成立するが使用可能マナがそれほど伸びず耐えきれないという展開だった。今回は関係ないが、緑マナを出せる土地を早めに置いておかないと、トロンが揃ってないときに『森の占術』トップデッキで緑マナが制限されて捲れなくなるという展開もあるので、できるだけ早く緑マナを置いておく意識が重要だと感じた。
2ゲーム目は7枚でキープ。先攻2ターン目に『機能不全ダニ』で相手の『ウルザの物語』を割ればイージーウィンできたが、後から気づいた。3ターン目トロン成立から『一つの指輪』をキャストして勝ち。
3ゲーム目は7枚でキープ。サーチ無しでトロンが揃うハンド。相手は1ターン目に『真髄の針』で『機能不全ダニ』を指定してきていて、2ターン目『石鍛冶の神秘家』から3ターン目『カルドラの完成体』、青マナを構えて『金属の叱責』を打てる状況。後攻2ターン目にこちらは『耐え抜くもの、母聖樹』を使える状況で、次のターン、カウンターされなければ『解放されたもの、カーン』で『カルドラの完成体』を除去できるが、カウンターされると厳しいという状況だった。ここで、手札に緑マナも『機能不全ダニ』もない状況で『母聖樹』を『真髄の針』に打ったのだが、これはプレミだったかもしれない。手札に緑マナがないことを意識すべきだった。
試合展開としては相手に『金属の叱責』がなかったため『解放されたもの、カーン』が通って勝ち。
ほぼ勝ち確定盤面で、『大いなる創造者、カーン』をコントロールしていて、持ってくるものが分からなかったので+した場面があったが、-2で『石の脳』を持ってきて『最高工匠卿、ウルザ』を抜く方が良かったかもしれない。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-1 精霊龍、ウギン
-1 絶え間ない飢餓、ウラモグ
<対戦相手のサイドボード>
減衰球、摩耗/損耗

2回戦 青赤執政 先手 〇×〇
1ゲーム目は7枚でキープ。3ターン目トロン成立から『一つの指輪』が通り、相手がこちらの脅威をカウンターしきれず勝ち。途中、『忘却石』を『敏捷なこそどろ、ラガバン』1体に対して相手アップキープに起動したのだが、間違っていたかもしれない。『ラガバン』は2体目を『疾駆』で使われるため、戦闘まで待っても良かった。『ラガバン』は、相手のマナが伸びきて『大いなる創造者、カーン』を追放されてキャストされると有利でも負けかねないので、攻撃を通すのは終盤までずっとリスクになる。
2ゲーム目は1マリガン。トロンは揃うが序盤の干渉手段がないハンドで、クリーチャーを3体に殴られ、ダメ押しに『血染めの月』で負け。最終ターン『一つの指輪』を引けていれば、次のターン『機能不全ダニ』で『血染めの月』を追放して『忘却石』で流すことができていた。
3ゲーム目は7枚でキープ。『昂揚』したチャネラー2体に殴られる展開となったが、3ターン目トロン成立から『大いなる創造者、カーン』キャストで、『トーモッドの墓所』を持ってきて、戦闘フェイズに起動して耐える。4ターン目『絶え間ない飢餓、ウラモグ』で勝ち。
<サイドボード>
(先手)
+2 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 精霊龍、ウギン
(後手)
+3 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン

3回戦 白単タッチ青ハンマー 先手 〇×〇
1ゲーム目は7枚でキープ。3ターン目『一つの指輪』から4ターン目『忘却石』で勝ち。
2ゲーム目はダブルマリガン。4ターン目にしかトロンが揃わない展開になってしまって間に合わず負け。『一つの指輪』があることを重視してトロン土地2種ハンドをキープしたが、後手3ターン目にトロン成立して勝つ展開となるために必要なカードのため、上振れ狙いでこの判断は間違っていなかったと思う。
3ゲーム目も4ターン目にしかトロンが揃わなかったが、サイドインした『仕組まれた爆薬』が強く、なんとか後手3ターン目を生き延びて4ターン目トロン成立から『大いなる創造者、カーン』から持ってきた『一つの指輪』で耐える展開。忠誠値3の『カーン』が生き残ってくれたものあって、『街並みの地ならし屋』から逆転して勝ち。
<サイドボード>
-2 絶え間ない飢餓、ウラモグ
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン
+3 機能不全ダニ
+1 仕組まれた爆薬
<対戦相手のサイドボード>
真髄の針、ラヴィニア、(白行進)

・モダン2
1回戦 バベル 後手 〇〇
1ゲーム目は1マリガン。3ターン目トロン成立から『解放されたもの、カーン』で、相手のリソースを削って勝ち。
2ゲーム目はトリプルマリガン。相手がマナトラブルを起こしていたため、4ターン目『絶え間ない飢餓、ウラモグ』で土地をリムーブして勝ち。『ウラモグ』で土地をリムーブする際、色マナを無くすためにキャノピーランドを追放するか、ドローを嫌がって残すか難しかった。今回は、相手が5色デッキだったために色マナを消すのを優先してキャノピーランドを選択した。
<サイドボード>
+3 機能不全ダニ
-2 歪める嘆き
-1 ワームとぐろエンジン

2回戦 黒単コントロール 後手 〇×〇
1ゲーム目はダブルマリガン。3ターン目トロン成立だが、『忘却石』を重ね引いてかつ『大いなる創造者、カーン』を出されてしまってやばい展開に。『歪める嘆き』から出たトークンで相手の『カーン』をなんとか落とし、ウラモグで土地をリムーブして勝ち。
2ゲーム目はダブルマリガン。相手の『思考囲い』で探検の地図が落とされ、『大いなる創造者、カーン』でマウントを取られて負け。
3ゲーム目はダブルマリガン。
7枚の初手は、『ウルザの鉱山』×2、『彩色の星』、『森の占術』、『ウギンの聖域』、『一つの指輪』、『探検の地図』で、2枚何を戻すか難しかった。結局、土地1で止まったらほぼ負けと考えて『一つの指輪』『ウギンの聖域』を戻し、『ウルザの鉱山』×2と『彩色の星』『森の占術』『探検の地図』をキープしたが、これが正しかったかどうかは分からない。
試合展開は3ターン目にトロン成立したが身を引けず、ただし相手が『廃墟の地』で、こちらが最後にサーチしてきた『魔力炉』ではなく『塔』の方を壊してきてくれたため、土地ばかり引いたドローが生きて、次のターン『解放されたものカーン』、さらに『絶え間ない飢餓ウラモグ』をトップして勝ち。
『大いなる創造者、カーン』が相手のデッキに入っているマッチアップでは、『彩色の宝球』『彩色の星』はできるだけ早くドローに変えることが重要だと感じた。この試合で意味も無く残してしまっている部分があった。
ただし『耐え抜くもの、母聖樹』や『機能不全ダニ』の起動が重要になるマッチアップでは本当に使って良いかは都度考えた方が良いため、いつでもドローに変えた方が良いわけではないとも思う。
<サイドボード>
-3 忘却石
+3 機能不全ダニ
<対戦相手のサイドボード>
石の脳、虚空の杯、屍呆症

3回戦 白単人間 後手 ×〇〇
1ゲーム目はトリプルマリガン。トロンが揃うも土地しか引かず負け。
2ゲーム目は7枚でキープ。3ターン目トロン成立から『一つの指輪』、4ターン目『忘却石』で勝ち。
3ゲーム目はサーチ無しでトロン土地が揃うハンド。3ターン目トロン成立から『ワームとぐろエンジン』、4ターン目『忘却石』で勝ち。
『忘却石』は明確な勝ち筋だが、土地を流せないので、相手の『変わり谷』に注意が必要。加えて、『選定された平和の番人』が相手のデッキに入っているため、『彩色の宝球』『彩色の星』が片方だけ手札にたくさんあるという状況を作らないことが大事。
<サイドボード>
なし
<対戦相手のサイドボード>
(白行進)

2日間、いろいろな人とたくさん対戦出来て満足だった。プレイヤーコンベンションは「お祭り」という感じがして、福引やステージイベントがあったり、対戦する人もフレンドリーな人が多かった。話しかけはしなかったが、動画でしか見たことがない有名なプレイヤーの姿を見かけることができたり、統率者戦が指定ブースで一日中遊ばれていたり、競技勢からカジュアル勢までいろいろな人が集まっているのも、マジックの幅の広さを感じられて良かった。

『一つの指輪』を入れたトロンの感想としては、結果からも分かる通り『指輪』の圧倒的なカードパワーを感じた。特に『忘却石』との相性が抜群に良く、3ターン目に唱えてカードを引きつつ相手の攻撃を無効化し、展開してきたら『忘却石』で流して、展開してこないなら実質エクストラターンという動きが強かった。
『緑単トロン』は、今までトロン土地が揃っても特に後手だとアグロに押し切られるという負け筋が存在していたが、『一つの指輪』が入ることによってその負け筋をカバーできるため、明確な強化だと感じた。また、『一つの指輪』は4マナとトロン土地が揃っていなくてもギリギリキャストできるマナ域のため、サイド後の『血染めの月』が出される展開でも、土地が4マナまで伸びて相手の攻めがそれほど激しくなければ、唱えることで回答を引き込み、捲ることができる可能性が上がったように思う。

プレイヤーコンベンションに参加したことで紙のマジックに対するモチベーションが大幅に上がった。今週は、土曜日に晴れる屋TCで『Let's 5 モダン』に参加したい。『緑単トロン』を使用する予定。

それでは。