6/24 プレイヤーコンベンション一日目 サイドイベントモダン 6-1-1【指輪物語環境 緑単トロン 6-1-1】

使用デッキ:緑単トロン
『一つの指輪』を試してみたかったが、前日までの通販でも、当日会場でも手に入らなかった。そのため、特に前環境から更新がかかっていないリストになっている。

・ターボタウン
1回目 ティムールカスケード 先手 〇×〇
1ゲーム目は1マリガン。相手が土地2で止まり、勝ち。
2ゲーム目はダブルマリガンで、土地1でストップして負け。
3ゲーム目はトリプルマリガン。相手が土地2で止まったため勝ち。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-2 大祖始の遺産
『血染めの月』が入ってくるマッチアップのため『機能不全ダニ』をサイドイン。
最近のティムールカスケードには『濁浪の執政』がメイン採用されていて、『大祖始の遺産』等墓地対策が全く不要牌にはならないため、抜いて良いかどうかは考えておく必要がある。
<対戦相手のサイドボード>
活性の力、血染めの月

2回目ドメインズー 後手 ××
1ゲーム目は1マリガン。3ターン目トロン成立も相手の攻めが激しく、特に『迷宮壊し、ミグロズ』が強く、『大いなる創造者、カーン』からの『罠の橋』を封じられて負け。
2ゲーム目はクワトロマリガン。トロンが揃えられず負け。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-2 大祖始の遺産
『機能不全ダニ』はクリーチャーを割れないため、『ドラコの末裔』には効かないので注意(『敏捷なこそどろ、ラガバン』をブロックできるのと、『力線の束縛』を処理できるのでサイドインする。)。
<対戦相手のサイドボード>
アーティファクト破壊(摩耗損耗など)

・モダン1
1回戦 青赤執政 先手 〇〇
1ゲーム目は3ターン目トロン成立から『ワームとぐろエンジン』を連打して勝ち。『ワームとぐろエンジン』は3ターン目に出せる上に『呪文貫き』に引っかからないため強かった。
2ゲーム目はダブルマリガン。『大いなる創造者、カーン』を上手く使って、+1でチャンプブロッカー用意や-2で相手の『ラガバン』で追放された『街並みの地ならし屋』を回収等して勝ち。
<サイドボード>
(先手)
+2 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 精霊龍、ウギン
(後手)
+3 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン
『機能不全ダニ』は、『大いなる創造者、カーン』から持ってきたい時もあるため、展開に余裕ができやすい先手ではサイドボードに残しても良さそう。
<対戦相手のサイドボード>
血染めの月、削剥

2回戦 緑黒ヨーグモス 先手 〇〇
1ゲーム目はマリガンなし。相手が『耐え抜くもの、母聖樹』をこちらの土地を壊すために使い土地1でストップし、その後土地を引けず。こちらがトロン成立して勝ち。
2ゲーム目は1マリガン。相手がこちらへの妨害も『スランの医師、ヨーグモス』も無いハンドをキープしたため、後手3ターン目トロン成立が間に合った。
気になったこととして、『大いなる創造者、カーン』でこのターン起動できない『石の脳』を持ってきた場面があったのだが正しかったのかどうか。『石の脳』を持ってくるデメリットは相手がヨーグモスをトップすると使われてしまうことで、それが嫌で『カーン』を+から入ると『グリスト』で効果を使えないまま破壊されてしまうリスクがある。『ヨーグモス』が出てもそれほど大変なことにはならなそうな盤面だったので、今回は『石の脳』を優先した。ただし、『真髄の針』がサイドボードに残しておいたなら、『針』を持ってきてヨーグモス指定で良かったように思う。
<サイドボード>
+1 真髄の針
+1 仕組まれた爆薬
-2 ワームとぐろエンジン
とにかく盤面にクリーチャーを並ばせず、『ヨーグモス』を強く使わせないことが重要。
<対戦相手のサイドボード>
思考囲い、活性の力、屍呆症

3回戦 緑単トロン 先手 ×〇〇
1ゲーム目はトリプルマリガン。身を引かず負け。土地サーチしかない手札で、1ターンもらうために『耐え抜くもの、母聖樹』をサーチする選択肢をとれたのは良かった。
2ゲーム目はマリガンなし。3ターン目にトロン成立も、『ワームとぐろエンジン』しか出せず、相手の後手3ターン目の『大いなる創造者、カーン』からの『罠の橋』が間に合ってしまう。ただし、何とか『解放されたもの、カーン』をトップして、その後『絶え間ない飢餓、ウラモグ』で勝ち。
3ゲーム目はマリガンなし。相手が先手3ターン目トロン成立しないハンドをキープして、こちらが後手3ターン目に『解放されたもの、カーン』を出して勝ち。
3ゲーム目の初手が、トロン土地2種しか見えておらず、『機能不全ダニ』が手札にあるというものだった。後ほど総括するが、このハンドをキープできたのが良かった。

・モダン2
1回戦 ドメインズー 後手 ×〇〇
1ゲーム目は相手の5/5が止まらず『部族の炎』2枚で負け。
2ゲーム目はトロン土地2種と『彩色の星』『古きものの活性』『歪める嘆き』があるというハンドで、『活性』でトロン土地も探検の地図もめくれなかったが、相手がフルタップしたタイミングで『嘆き』でラガバンを除去できたのが良かった。3ゲーム目もなかなかトロンが揃わなかったが、同じく『嘆き』込みのハンドで相手のラガバンを除去できたのが良かった。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-2 大祖始の遺産
<対戦相手のサイドボード>
アーティファクト破壊(摩耗損耗など)

2回戦 青赤執政 後手 〇×-
1ゲーム目はダブルマリガン。相手のプレイから『呪文貫き』を持っていることが分かったので、マナを浮かせるようプレイして『解放されたもの、カーン』を定着させて勝ち。中盤、土地サーチから『爆発域』で、相手の盤面を壊滅させる択が見えたのも良かった。
2ゲーム目は『血染めの月』を出され、処理できず真面目に土地を並べていく展開に。土地を並べることだけでリソースを吐き切ってしまい、最後『解放されたもの、カーン』等出せれば勝てそうだったが負け。
3ゲーム目は、3ターン目に7マナを出すことを重視しすぎて、『歪める嘆き』より『探検の地図』起動を優先させるミスをしてしまった。『先手だから』という意識が強すぎて、自分の動きを優先しすぎてしまった。その後、マナフラッドして疲れもあってティルトに陥り、何度も『歪める嘆き』を適切に使えば勝てる場面はあったのに撃たず、引き分けに持ち込まれてしまった。
<サイドボード>
(先手)
+2 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 精霊龍、ウギン
(後手)
+3 機能不全ダニ
-1 大いなる創造者、カーン
-1 解放されたもの、カーン
-1 精霊龍、ウギン
<対戦相手のサイドボード>
血染めの月、削剥

3回戦 緑白鱗親和 先手 〇〇
1ゲーム目は、トロン土地2種が見えていて『彩色の星』から『古きもの活性』が打てるハンドだったのだがトロン土地が揃わず。
ただし、4マナで『大いなる創造者、カーン』をプレイして、相手が『カーン』より本体のダメージを優先させるプレイをしてきてくれたおかげで『カーン』が残り、 『歪める嘆き』からの出てきたトークンのチャンプブロック等も駆使してなんとか『忘却石』で流せて勝ち。
2ゲーム目は、相手が1マリガン後あまり思わしくない展開。3ターン目にトロン成立から『ワームとぐろエンジン』と『大いなる創造者、カーン』の択で、『ワームとぐろエンジン』から入ったのが良かった。『カーン』は相手のデッキに対してとても有効なカードなので早く出したくなるが、プレインズウォーカーを守るためにクリーチャーを出した方が良いのと、『カーン』はマナがあればあるほど強いカードなことから、出す順番を誤らなくて良かった。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
+1 真髄の針
+1 仕組まれた爆薬
-2 大祖始の遺産
-1 解放されたもの、カーン
-1 ウギン
<対戦相手のサイドボード>
活性の力


プレイヤーコンベンションなどのマジックの大規模イベントに参加するのは今回が始めて。対戦した人にどこから来たのか尋ねているのだが、九州から休みをとって来ている人や、海外から日本に帰ってきたという人がいて、マジックは日本中、世界中で遊ばれているということを実感した。

今日プレイして分かったこととしては、特にサイド後の後手では、トロン土地が2種しか見えていないハンドでも妨害手段があるのであればキープを検討すべきということ。理由としては、後手だと妨害を挟まなければトロンがストレートに揃ったとしても間に合わない時があり、マリガンしていくとそういった妨害手段を山に戻さざるを得ず、トロンが揃ったとしても負けてしまう。そのため、妨害手段がある時はある程度上振れを狙う形でキープした方が勝率があがると考えられるから。
『緑単トロン』はキャントリップはデッキにたくさん入っているがドロー操作は入っていないため、相手に合わせて脅威を選択するということが難しく、引いたカードで戦わざるを得ない。クリーチャーで攻めていればライフを詰めれば良いだけなので話は簡単なのだが、先置き『解放されたもの、カーン』に対して『忘却石』をたくさん引いた時などは、相手のリソースは削れてもこちらからゲームプランを進めることができない時がある。特に、トロンは小回りの利く除去が少ないため、意外と中盤以降クリーチャー単体での攻めが止まらない場合がある。そうした時は、『カーン』に運命カウンターを置く等しつつ、ある程度相手のクリーチャーを放置することが必要になってくるかと思う。

それでは。