7/30 トレカの洞窟秋葉原店 休日モダン 4-0【指輪物語環境 緑単トロン 25-4-1】

使用デッキ:緑単トロン
プロツアー『指輪物語』でTeam HandShakeが持ち込んだ構成の緑単トロンを早速使ってみた。

1回戦: BGwサムワイズフード 先手 〇〇
1ゲーム目は3ターン目にトロン成立し、『大いなる創造者、カーン』から『墓堀りの檻』をキャスト。相手が『アカデミーの整備士』が入っているタイプで、『カーン』を維持することが重要と考え、次のターン『一つの指輪』をキャストしつつ、『カーン』の+でクリーチャー化してカーンを守る耐性を整えていった。その後『忘却石』で『墓堀りの檻』に運命カウンターを載せながら流して勝ち。
『忘却石』を起動する前に、忠誠度が2個の『大いなる創造者、カーン』の-2を使ったのだが、これはミスだった。常在型能力が働かなくなった隙をつかれ、相手に『手がかり』を使ってたくさんドローをされてしまった。ミスの原因としては、相手の盤面をきちんと見ておらず、『宝物トークン』がたくさんあることを意識してなかったこと。トークンはたくさんあると頭がこんがらがるので注意したい。
2ゲーム目は1マリガン。相手は1ターン目『金のガチョウ』から2ターン目『屍呆症』で『大いなる創造者、カーン』を指定という立ち上がりだった。
こちらは2ターン目に、相手の『ウルザの物語』を『機能不全ダニ』で割り相手の動きを不自由にしながら、トロンを揃えていくという展開。
対戦相手の2枚目の『ウルザの物語』で出たトークンで攻められていた際、自分のターンに『忘却石』を起動した場面があったのだが、これは疑問手だった。相手の墓地に『大釜の使い魔』があったため、相手の手札次第では負けてしまっていた。きちんと計算したうえならまだしも、次のターン、忘却石起動を引っ張ると戦闘で何点ライフが減る可能性があるのかを考えずに、手なりでメインフェイズ起動を選択してしまったのは問題。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-2 ワームとぐろエンジン
<対戦相手のサイドボード>
屍呆症、真髄の針

2回戦: RGUw カスケードクラッシュ 後手 〇〇
1ゲーム目は7枚でキープ。相手が先手3ターン目動きなく、後手3ターン目に『一つの指輪』をキャストして勝ち。
相手は1ターン目フェッチから『ラヴグリンのトライオーム』サーチ、2ターン目『森』セットという動きだったが、この時点で頭の中で4Cオムナス以外にデッキの可能性を消してしまったのは反省。カスケードクラッシュの3色と4色の違いについてあまり意識していなかったので、勉強したい。
2ゲーム目はトリプルマリガン。手札は『ウルザの魔力炉』×2、『ウルザの鉱山』×2、『四肢切断』、『大祖始の遺産』、『古きものの活性』で、『魔力炉』『鉱山』『四肢切断』を戻す。
相手は3ターン目に『血染めの月』をキャストしたものの、クロックが出ずマナフラしてその後の動きが芳しくなく長期戦に。『機能不全ダニ』で『血染めの月』を割り、トロンを揃えて勝ち。
<サイドボード>
+2 機能不全ダニ
-1 歩行バリスタ
-1 大祖始の遺産
<対戦相手のサイドボード>
活性の力、血染めの月・月の大魔術師・徴用・探索する獣

3回戦: BWリアニメイト 先手 ×〇〇
1ゲーム目はクアトロマリガン。後攻1ターン目に相手が『悲嘆』に『マラキールの復活』を当てて2枚ハンデスをしてくる展開に。途中、あえて『彩色の宝球』などを早めに使わないことで相手の追加のハンデスを回避し、『ここで素でトロンが揃えば』という場面はあったのだが引けず負け。
2ゲーム目は『森』・『ウルザの物語』・『探検の地図』・『古きものの活性』×2、『大いなる創造者、カーン』、『一つの指輪』の7枚でキープ。
キープした理由としては、相手は悲嘆の効果を2回使って仕掛けてくるため、無理に3ターン目に妨害がなければトロンが揃うハンドを探しにいっても、トロンから出す先を捨てさせられてしまうということがありうる。今回のハンドは『古きものの活性』が2枚ありハンデスには強いハンドのためキープ、という判断だった。
ゲーム展開としては、1ターン目『森』から『古きものの活性』で、トロンランドが捲れなかったので『探検の地図』を手札に加える。相手は1ターン目『真髄の針』で『探検の地図』起動。2ターン目、『反発のタリスマン』をトップデッキし、『ウルザの物語』セットから『タリスマン』、『活性』をキャストして1枚目のトロンランドを手札に加える。相手が土地1で詰まったため、3ターン目に『一つの指輪』をキャストして勝ち。『反発のタリスマン』が大活躍した試合だった。
3ゲーム目はサーチ無しでトロンランドが揃うハンドを7枚でキープ。相手が4ターン目まで動きが無かったので、後手3ターン目に『一つの指輪』をキャストして勝ち。
<サイドボード>
-1 歩行バリスタ
+1 墓堀りの檻

4回戦: リビングエンド 先手 〇〇
1ゲーム目は、『ウルザの魔力炉』・『ウルザの物語』・『彩色の星』・『彩色の宝球』・『大祖始の遺産』・『森の占術』・『歪める嘆き』をキープ。『ウルザの物語』が例えば『爆発域』だった場合、かなりマリガンよりのハンドになるので、『ウルザの物語』はキープ基準を緩和するという意味でも役立っていると思う。
ゲーム展開としては、こちらの1ターン目トロンランドセットからの『彩色の星』を、『否定の力』をピッチしての『否定の力』で打ち消される。相手ターンに『大田原』をセットしてきたので、この時点で『リビングエンド』の可能性が高いと気づく(この時点で可能性はあるのは『リビングエンド』か『ティムールカスケード』だが、『リビングエンド』の方が土地を絞っている分『大田原』をセットしやすいため。)
2ターン目『大祖始の遺産』がカウンターされずに通ったため、常にマナを立てて相手の『死せる生』をケアしながら、ゆっくりトロンランドを揃えて勝ち。
2ゲーム目は1マリガン後、『ウルザの鉱山』×3、『彩色の星』・『彩色の宝球』・『四肢切断』・『大祖始の遺産』のハンドをキープし、『四肢切断』を戻した。
『ウルザの鉱山』を戻そうかと思ったのだが、こちらのプランとしては『大祖始の遺産』でゲームを引き延ばして指輪やカーンで蓋をする、というものだったので、土地を伸ばすことが重要と判断して戻さなかった。この判断は正しかったと思う。
ゲーム展開としては、1ターン目『彩色の宝球』キャスト、2ターン目『大祖始の遺産』という展開。1ターン目に『遺産』ではなく『宝球』からキャストした判断は良かったと思う。理由としては、1ゲーム目のプレイングから『否定の力』を引き出したかったのと、『活性の力』で損するのを避けたかったから。2ターン目にマナを立てて『遺産』をキャストしたことで、『活性の力』は撃たれてしまったものの、『遺産』『宝球』を両方ともドローに変えることで2対0交換をすることができた。
トロンが揃わず苦しい展開になるも、相手も続唱スペルを引かなかったためゆっくりした展開に。最終的には『大いなる創造者、カーン』が通り、『虚空の杯』をキャストし、スタックして打たれた『暴力的な突発』からの『死せる生』を『歪める嘆き』で打ち消して勝ち。
<サイドボード>
+1 トーモッドの墓所
+1 石の脳
-1 歩行バリスタ
-1 四肢切断
<対戦相手のサイドボード>
基盤壊し、活性の力、(厚かましい借り手)

40戦が終わった段階で31勝でき、目標であった勝率6割を達成することができた。ここまで来たら勝率7割を目指し、残り10戦で4勝以上できるよう頑張りたい。

デッキの感想としては、以前のリストからの一つ一つの更新点にきちんとした理由が感じられる。今まで自分は『緑単トロン』のことをコンボデッキとして捉えていたのだが、このリストはコンボデッキとしての側面は残しつつもミッドレンジとしても戦えるよう構築されているため、キープできるハンドやプレイングの幅も大きく広がっており、明確なアップデートがかかっていると感じた。
ただし、『ウルザの物語』をユーティリティー土地枠として採用したことで、『血染めの月』に対する耐性が低下しているのは気になった。プロツアーのリストを見ると、『ラクドススキャム』を意識してメイン・サイドから『血染めの月』の枚数が減っており、メタゲームを上手くついた構成になっている。逆にトロンが意識されだすと『血染めの月』の枚数が増えていくため、『ウルザの物語』は差し替えが必要かもしれない。
プロツアーの中継を見ていると、自分は『忘却石』というカードについてほとんど生かせていなかったということを痛感させられる。運命カウンターを載せる効果は思った以上に強い。きちんと生かせるよう練習していきたい。
それでは。