4/12 Card Wings秋葉原店 プレリリース 2-1【サンダージャンクションの無法者:シールド】

使用デッキ :グルールタッチ白青
事前準備として、Youtubeの「Paul Cheon」氏のチャンネルで全カードの効果と評価の予習を済ませておいたので、スムーズに構築することができた。
事前の印象としては、今回は緑のカードの質、特に4マナ以上のカードの質が非常に高いと感じていた。シールドはドラフトと比べやや遅めのデッキが多いため、高マナ域のカードが活躍しやすく、緑はプレイしたいと思っていた。
また、マルチカラーのアンコモンのカードが昔のレアくらいの強さがあるとも感じていた。
デッキ構築としては、グルールのアンコモン2種(『略奪する拳闘士、ジョリーン』、『百発百中のカクタスフォーク』)とグルールのレア(『落星の学者、ロクサーヌ』)、またプレリプロモから緑のレア(『棘を播く者、逆棘のビル』)が出たため、希望通りの赤緑のパワー4以上をテーマとするデッキを組むことができた。23枚目として迷ったのは『蛇皮のヴェール』の枠で、強力なレアを守るために1マナで呪禁を付与できるためデッキに入れたのだが、この枠は『雷の斉射』(2マナ2点のクリーチャー限定火力で、このターン他に呪文を唱えていれば、唱えた分だけダメージを追加)でも良かった。

1回戦:白黒緑 先攻 〇×〇
1ゲーム目は『蛇皮のヴェール』を構えながら『落星の学者、ロクサーヌ』を出したが、対戦相手の『サボテンチュラ』に止められて殴れなくなってしまう。対戦相手が『サボテンチュラ』で殴ってきてくれたおかげでダブルブロックで処理することができ、『ロクサーヌ』が殴り続けられる場になって勝ち。
2ゲーム目は対戦相手から2ターン目に『棘を播く者、逆棘のビル』を出されて処理できず、また後攻でタップアウトで動かなければいけなかったために『蛇皮のヴェール』を上手く使えずに負け。
3ゲーム目はお互いにカードを交換し、場が硬直して消耗戦になるも、『百発百中決闘者』の1点ダメージとお互いマナフラッドしてこちらが先に『首謀者、オーコ』にたどり着いて勝ち。
デッキのところで、23枚目として『蛇皮のヴェール』と『雷の斉射』で迷っていたということを記載したが、先手では『蛇皮のヴェール』、後手では『雷の斉射』を入れる、といったようにあらかじめ方針を決めておけば、2ゲーム目も取れた可能性が高い。『蛇皮のヴェール』は先手なら先に展開できるため構えやすいが後手だと使いづらく、逆に相手のクリーチャーを処理できる『雷の斉射』は後手なら1対1交換をできるという点で強いカードだった。

2回戦:青黒赤 先攻 ×〇×
1ゲーム目が2ターン目『棘を播く者、逆棘のビル』から攻めていたものの、対戦相手に『鉱山の略奪者』経由で4ターン目に『用心棒、ラクドス』を出され、対戦相手のチャンプブロッカーが尽きなかったため負け。
2ゲーム目対戦相手が序盤に躓いたものあり、『落星の学者、ロクサーヌ』で勝ち。
3ゲーム目はマナフラッドしてしまったのに加え、対戦相手に5ターン目に『用心棒、ラクドス』を出されて負け。
この試合では、『用心棒、ラクドス』をどう処理するかが重要となるため、タッチにはなるがサイドボードから『凍止』(能力を失わせるタッパー)をサイドインして、『山』を1枚『島』に変更した方が良かった。代わりに、『足首噛み』(1マナ1/1接死)は対戦相手のデッキがコントロールしてレアで勝つというプランのデッキであるためにあまり有効なカードではなく、サイドアウトした方が良かった。

3回戦:赤緑 先攻 〇〇
1ゲームは『棘を播く者、逆棘のビル』を2ターン目に出し、クリーチャーを展開しながらスムーズに5マナに到達して勝ち。
2ゲームは『百発百中のカクタスフォーク』経由で『落星の学者、ロクサーヌ』に速攻をつけて走らせて勝ち。

今回の試合の反省点としては、1マッチ目、2マッチ目でサイドボードを上手く使うことができず、結果としてゲームを落としてしまっていることがあげられる。いつもはMTGArenaのBO1でドラフトを行っているためサイドボードに対する意識が薄く、実戦で上手く判断することができなかった。
このデッキの弱点として、1~2マナ域にアグレッシブなクリーチャーが少なく、3-4ターン目に質の良いクリーチャーを展開して戦っていくというデッキのため、自分よりデッキ全体のカードパワーが高いデッキに対して弱い、ということがあげられる。2マッチ目ではその弱点をつかれてしまう形になった。
心残りとしては、『首謀者、オーコ』を使って勝った試合がなく、どれくらい強いのか分からなかったことがあげられる。ただ、このデッキだと青マナを直接出す土地が入っておらず、『導路の塔門』か『庭園への埋設』によるマナフィルターか、『落星の学者、ロクサーヌ』の隕石、『略奪する拳闘士、ジョリーン』の宝物によって出すことになるため、4ターン目にキャストすることが難しい構成になっていた。『オーコ』はマナカーブ通りに唱えた時に最も輝くカードではないかという気がしているので、次回リミテッドで使う機会があった場合はタッチでなくシミックのデッキで使ってみたい。
それでは。