12/17 トレカの洞窟秋葉原店 休日モダン 3-0【イクサラン:失われた洞窟環境 ドメインズー 6-1】

使用デッキ:ドメインズー
モダンで禁止改訂があり、『激情』と『豆の木を登れ』が禁止になった。改訂後初めて開かれた大きな大会(Grand Open Qualifier Barcelona 2023 @Legacy European Tour)にて、ドメインズーはTOP8には入れなかったものの環境全体に対して高勝率を挙げていた。上位のリストを見ると同じ構成でシェアしたっぽい雰囲気を感じたので、自分も使ってみることにした。
特徴は、メインとサイドに1枚ずつ『砕骨の巨人』、サイドに『運命の神、クローティス』が入っており、かつ『岩へのつなぎ止め』がサイドに入っていないこと。

1回戦:青単トロン 先攻 〇〇
1ゲーム目は初動『野生のナカティル』には後手でバウンス、2ターン目『縄張り持ちのカヴー』には『有角の湖鯨』の出来事面でプレイされ捌かれるも、3ターン目『野生のナカティル』+『ドラコの末裔』でダブルアクション。その後7点クロックが通り続けて勝ち。この試合では、最後まで『頑固な否認』が手札に残っていた。
2ゲーム目はお互いに1マリガン。細かい展開は忘れたが、中盤、『ニショーバの喧嘩屋』に対して『卑下』を打たれた場面があり、『頑固な否認』でカウンターし返す択があった。
カウンターをどう使うかはとても難しいが、基本的な考え方としてカウンターすることで相手に与えるダメージ量が増加するのであれば、使った方が良いと考えている。最終的には火力で本体を詰めるデッキなので、コントロールデッキのようにマストカウンターを打ち消すというよりは、相手の展開を遅らせてその隙に殴ってダメージを稼ぐ、といった考え方の方が良いのではないか。今回の場合は、通ったとしても殴るまでややタイムラグがあることと、手札にクリーチャーがたくさんあり盤面にもクロックがあったためカウンターしないことを選択した。

<サイドボード>
-4 縄張り持ちのカブー
+1 砕骨の巨人
+1 一時の猶予
+1 自然のままに
+1 羅利骨灰
※ティシャーナの潮縛りおよび厳しい叱責をケア
<対戦相手のサイドボード>
仕組まれた爆薬、ワームとぐろエンジン、忘却石(カーンのウィッシュボード

2回戦:青単マーフォーク(コンボ型) 後攻 〇〇
1ゲーム目は相手が1ターン目動きなし、こちら『敏捷なこそ泥、ラガバン』からスタートして、相手の2ターン目『銀エラの達人』を『オークの弓使い』で除去してラガバンで殴っていって勝ち。
2ゲーム目は相手の初動が『霊気の薬瓶』、こちらが『ラガバン』。相手の2ターン目は『タッサの神託者』でラガバンが止まってしまう。2ターン目、手札に『稲妻』と今引いた『野生のナカティル』があり、『稲妻』で『神託者』を除去しつつラガバンで殴る択があったが、それをして『霊気の薬瓶』から1マナクリーチャーが出てきてブロックされると困るので見送った。ただし、結果として、『霊気の薬瓶』にカウンターが2個乗ってしまうと、『アトランティスの王』を出されて除去がすかされる択があるため、ラガバンで殴っていくことを考えるなら『タッサの信託者』を除去できる最後のタイミングだった。手札に『ドラコの末裔』など後続があり、それらは『タッサの信託者』を越えられるため、除去を温存したプレイは間違っていなかったと思う。
その後、こちらの3ターン目のエンドに『霊気の薬瓶』から『純視のメロウ』を出され、一瞬ヒヤっとするもコンボが揃っておらず火力で押し込んで勝ち。

<サイドボード>
-4 縄張り持ちのカブー
+1 砕骨の巨人
+1 自然のままに
+2 羅利骨灰
<対戦相手のサイドボード>
四肢切断、潮流の先駆け、(広がりゆく海)

3回戦:緑単トロン 先攻 〇〇
1ゲーム目は先手1ターン目『敏捷なこそ泥、ラガバン』から、相手の『彩色の宝球』を『力線の束縛』しつつ、『森の占術』は『頑固な否認』。さらに3ターン目に『ドラコの末裔』を追加しつつ殴りかかっていったものの、その後後続を引けずマナフラッド。相手に4ターン目に素でトロンを揃えられ、『解放されたもの、カーン』で『ラガバン』を処理される。返し、手札に『稲妻』があり、『カーン』を処理するか迷ったものの、『カーン』を無視してダメージを優先したプレイをし、『稲妻』か『部族の炎』を引ければ勝てる体制を作る。このプレイが良くて相手が『一つの指輪』でライフを3まで落としてくれたたため『稲妻』で勝ち。
2ゲーム目は同じく後手1ターン目『ラガバン』から、2ターン目に相手の『ウルザの物語』を『羅利骨灰』してテンポを稼ぐ。3ターン目が分岐点で、相手がトロン土地を2枚置いていて、次のターン、素で『ウルザの塔』を引かれていると7マナ出てしまう状況で、リスクを取ってカウンターを構えず『ドラコの末裔』を2体展開していったプレイが良かった。相手の脅威を捌きつつダメージを通して勝ち。

<サイドボード>
-4 稲妻
+2 羅利骨灰
+1 自然のままに
+1 一時の猶予
<対戦相手のサイドボード>
機能不全ダニ、ワームとぐろエンジン、歩行バリスタ

まず、このリストを使ってみた感想としては、『砕骨の巨人』は『オークの弓使い』の4枚目より良いカードだと感じた。おそらく採用意図は『ティシャーナの潮縛り』を除去するため。これは『オークの弓使い』にはできない芸当であり、『ティシャーナの潮縛り』はこちらの『縄張り持ちのカヴー』に対して刺さるカードであるので、殴りに行きやすくするためこの変更は納得。また、『一つの指輪』に対しても強く、『オークの弓使い』より素のスタッツが高く殴りに行きやすい。
サイドボードに関しては、今回『岩へのつなぎ止め』『運命の神、クローティス』をサイドインするマッチに当たらなかったためその点での評価は保留。ただし、『岩へのつなぎ止め』に関しては、多くの場合『力線の束縛』の方が良いカードであるので、サイドボードにわざわざメインに入っているより弱いカードを採用するのは良くないかもしれない。
気になっているのは、『碑出告が全てを貪る』。多くの場合、『仕組まれた爆薬』の方が良いカードなのではないかと考えている。自分の1マナクリーチャーも吹き飛ばしてしまうため使いにくさを感じる時が多い。
モダンフォーマットをプレイしたのは久しぶりだったが、その間、1人でアリーナでクイックドラフトをやりこんだり、友達同士で集まってシールドをしたりと、ひたすらリミテッドをやっていたため、今日の試合でも悪くないプレイができたように思う。特に、ドメインズー』のような単純なアグロデッキはコンバットが重要になりやすく、リミテッドでの経験が生きやすいように感じた。
それでは。