5/14 晴れる屋トーナメントセンター Let'5モダン 4-1【MOM環境 赤青果敢 10-1】

使用デッキ:赤青果敢
前回から変更なし。
1回戦 緑単トロン(ジェガンサ) 後手 ××
1ゲーム目は相手が森から活性スタートだったので、4ターン目までトロンが揃わないことが確定で間に合ったかと思いきや、こちらが4ターン目までに土地を7枚引いてしまって負け。
『ミシュラのガラクタ』で相手が『歪める嘆き』を持っていることが分かっている状況で、不用意にフェッチを切ってマナが浮いていない状況を作ってしまったのは反省点。手札に『変異原性の成長』を持っていたので、ケアできることを見越しての選択だが、結果的に相手ターンに『変異原性の成長』を使わされてしまった。こちらの視点からすると、マナが立っていても立っていなくても相手にとっての自分のターンに『歪める嘆き』を打つのが正解となるので、であれば山札の土地を1枚でも圧縮したかった、ということがこの選択肢を取った理由。よく考えると、このマッチアップではライフの差で勝敗がつくことはほぼないので、ショックインしなければいけない場合であっても、自分のターンのアップキープにフェッチを切るのが正解だった。エンドまで待って相手がエンドに『歪める嘆き』を使ってきたのであれば、そこでフェッチを切って手札に持っていた『溶岩の投げ矢』を撃てば、『変異原性の成長』を使うより1点多く相手のライフを削ることができた。
2ゲーム目は相手7枚キープから素トロン揃いで、かつこちらのクリーチャーを『歪める嘆き』で除去し、後手3ターン目『ワームとぐろエンジン』という最高の回り。
後手3ターン目の『ワームとぐろエンジン』に対する回答である『蒸気の絡みつき』をサイドインしていなかったのは失敗だった。実戦では『死の国からの脱出』で溜めて次のターン頑張るプランをとったのだが、その程度で足りるわけもなく。このマッチは基本長期戦にならないので『死の国からの脱出』は要らなかった。
なお、この試合では『湧き出る泉、ジェガンサ』を相棒として公開された。いろいろとデッキを想像する中で、「緑単トロン」はパッと思いつかなかったのは反省点。また、サイド後も引き続いて公開されたのだが、そうすると『虚空の杯』『歩行バリスタ』が少なくともメインボードには入っていないことが分かるので、情報を活用していきたい。
<サイドボード>
+3 破壊放題
+2 蒸気の絡みつき
-3 邪悪な熱気
-2 死の国からの脱出
<予測される相手のサイドボード>
なし

2回戦 青赤執政 後手 〇〇
1ゲーム目は、相手が相棒の公開無しで1ターン目『尖塔断の運河』を置いてパスしてきたので、この動きをする中で一番数が多いであろう『青赤執政』だと予想。こちらもクリーチャーを出そうと思えば出せたのだが、相手の除去が予想されるのでクリーチャーをキャストせず、火力を構えてターンを返した。その後2ターン目に相手が『焦熱島嶼域』をセット。この時点で相手が土地が少ないハンドであることが予想できた。その後相手が土地が止まったのもあって、最終的に『死の国からの脱出』を通して勝ち。
『死の国からの脱出』を使った後に何を墓地に残しておくかは大変難しい。基本的に2枚目を引いた時を見越すのと、『ドラゴンの怒りの媒介者』の昂揚のためにできるだけカードタイプを散らしておく、ということが重要になってくると思う。とりあえず、『ミシュラのガラクタ』『変異原性の成長』『稲妻』あたりは優先的に残した上で、「ソーサリー」→「クリーチャー」→「土地」という順番で残した方が良いかなと思う。
2ゲーム目はお互いに除去しか引かず長期戦になったが、こちらがサイドインした『未認可霊柩車』が強く、最後に『死の国からの脱出』をトップデックして粘り勝ち。
相手の墓地対策が『トーモッドの墓所』で、それを相手にとってあまりおいしくないタイミングで切らせたことが、最後の『死の国からの脱出』に繋がった。ただし、墓地対策が『未認可霊柩車』だと、かなりきつい展開になっていたと思う。このマッチでサイド後に『死の国からの脱出』を残すかどうかは難しい問題と思うのだが、今回の試合から、サイド後の試合展開を見て『未認可霊柩車』がたくさん入ってそうなら抜き切っても良いように思うし、逆に『トーモッドの墓所』や『魂標ランタン』など使い切りの墓地対策であれば、プレイングでカバーできるので残しても良いと感じた。
「フェッチを切り忘れる」「土地を置き忘れる」など様々なミスがあった。長期戦になるとこれらのミスはよくしてしまうので、『長期戦になった際は、いったん落ち着いて、盤面だけでなく、自分の土地にも気を配る』ということを意識したい。
<サイドボード>
+2 未認可霊柩車
+2 蒸気の絡みつき
-1 死の国からの脱出
-3 変異原性の成長
※脱出を2枚残す場合は投げ矢が抜く候補か?
<予測される相手のサイドボード>
仕組まれた爆薬、激情、削剥、墓地対策(トーモッドの墓所、未認可霊柩車)

3回戦 白単ハンマー 後手 〇×〇
1ゲーム目は相手の引きがあまり強くなかったのもあり、相手が『バネ葉の太鼓』による1マナのみ立っている状況で、相手のアンタップしているクリーチャーに除去を打ち、相手のターンでマナをフルタップさせて削り切った。
2ゲーム目は相手の『ヴェクの聖別者』に『影槍』と『巨像の槌』がついて負け。この展開が負けパターンとなるが、『影槍』や2枚目の『巨像の槌』がついて来ないパターンであれば、『破壊放題』で装備品と相手の横に慣らんでいるクリーチャーを破壊して、ダメージレースを挑むことも可能ではある。この試合でも、ちょっと難しいかもしれないが装備品を『破壊放題』ですべて割ればまだ1チャンスあった可能性がある。
3ゲーム目は、相手が2ターン目『ウルザの物語』セットだったので、『破壊放題』で相手のアーティファクトクリーチャー2体を除去したのと、上手く除去を『純鋼の聖騎士』に当てられて勝ち。この試合では相手のクリーチャーに除去を撃てば1ターン前にリーサルがあった。相手に手札とマナが残されていたので、実際にインした方が良いかは諸説ではあるが、試合中に気づかなかったのは大変良くなかった。当たり前ではあるが、「苦しい展開から一気に楽になったときは特に、相手の盤面だけでなくライフにも気を配る」意識を持ちたい。
この試合では、特に後手の時はマナを寝かせて良いタイミングやエスパーの歩哨への対応など難しい選択が多いと感じた。また、新規カードの『救済の波濤』が強力で、サイド後の『破壊放題』をケアされてしまうため、かなり相性が悪くなったように思う。
<サイドボード>
-3 変異原性の成長
-2 死の国からの脱出
-1 ドラゴンの怒りの媒介者
+3 破壊放題
+3 蒸気の絡みつき
<対戦相手のサイドボード>
ヴェクの聖別者、冥途灯りの行進
救済の波濤はメイン採用

4回戦 アミュレットタイタン 後手 〇×〇
1ゲーム目は相手がダブマリで、展開されず勝ち。
この試合では『変異原性の成長』の分の修正を忘れていて、リーサルの点数があったのにパッと気づかず、対戦相手に指摘されるというやらかしをしてしまった。このようなミスを無くすためには、
①果敢クリーチャーの攻撃力上昇は、面倒くさがらずきちんと1体ごとにダイスで管理する。
②総ダメージについてはぱっと計算できるように練習する
という2つの工夫が必要だと思う。
2ゲーム目は『勢力の護符』は『破壊放題』で処理できたものの、『イリーシア木立のドライアド』が除去できず、『原始のタイタン』から『ヴァラクート』をもって来られクリーチャーを処理されて負け。
3ゲーム目は『破壊放題』でアミュレットを除去し、『ドラゴンの怒りの媒介者』で攻め切って勝ち。
相手の『ウルザの物語』を見て、2枚目の破壊放題を『ドラゴンの怒りの媒介者』の諜報で残したのは良かった。
この試合では2ゲーム目で相手が『平地』をセットしてきたのだが、ここから、相手のサイドボードに『天界の粛清』が入っている可能性を想像すべきだった。
<サイドボード>
-2 死の国からの脱出
-1 変異原性の成長
+3 破壊放題
<対戦相手のサイドボード>
仕組まれた爆薬、忍耐、四肢切断
白型の場合は、天界の粛清、安らかなる眠り

5回戦 青白タッチ赤コントロール(カヒーラなし) 後手 〇〇
1ゲーム目は相手が1ターン目、『沸騰する小湖』セットだったので、『青赤執政』の可能性も考えたが、これだけだと判断できないので『損魂魔導士』をキャスト。土地1キープだが、『ドラゴンの怒りの媒介者』と『ミシュラのガラクタ』を持っていたので、『媒介者』をキャストする予定だったのが、土地をトップデッキして、まだ相手のデッキが判断できないために諜報で何を落とすか判断が難しいため、あえて『損魂魔導士』からキャストした。相手がフェッチから『ラヴグリンのトライオーム』を持ってきたため、この時点で5C独創力か青白コントロールの線が強くなる。相手の2ターン目、『島』セットだったため、独創力の線が消え、青白コントロールとほぼ確定した。
この試合では『至高の評決』の返しに『ドラゴンの怒りの媒介者』と『死の国からの脱出』を両方キャストして『ミシュラのガラクタ』を使いまわし一気にアドバンテージ差をつけるプランだったのだが土地が2で止まってしまい果たせず。ただし結局『脱出』が通って『ミシュラのガラクタ』を使って3枚カードを引けたので、火力でライフを詰めて勝ち。
2ゲーム目は長期戦になって、頼みの『脱出』もカウンターされてしまい厳しかったが、こちらが3枚以上土地を引かなかったのと、相手が『安らかなる眠り』『神聖の力戦』等盤面に干渉しないサイドボードカードをたくさん引いてきてしまったため、クリーチャーで詰めて勝つことができた。
<サイドボード>
-3 邪悪な熱気
-3 変異原性の成長
+3 破壊放題
+3 呪文貫き
<対戦相手のサイドボード>
単体除去の追加、墓地対策(安らかなる眠り、ヴェクの聖別者)、虚空の杯の追加

ミシュラのガラクタの誘発を忘れないよう指摘してくれたりと優しい対戦相手の方が多くて、とても気分が良く対戦できた。今は自分の誘発を忘れないだけで精一杯だが、自分も相手の誘発忘れを指摘できるくらい余裕を持ってプレイしたいと感じた。
今回、入れてから初めて『未認可霊柩車』をサイドインする仮想的とマッチングしたが、大変感触が良かった。あるとないとでマッチアップの相性差が変わるレベルのカードに感じたので、これからも使っていきたい。

前回の反省点から得た、「『ミシュラのガラクタ』で見たカードはすぐにメモする」という教訓を生かし、見たカードを考慮してプレイングに反映させることができた試合があったのは良かった。

・赤青果敢の戦績と今後について
赤青果敢を使い始めから50マッチで、レコードは33勝15敗2引き分け。勝率は66%だった。使い始めはあまり勝率が良くなかったが、最終的には目標としている勝率(60%)を越えることができて良かった。ただし、今回の振り返りを見てもわかるようにまだまだプレイングの面で足りていない部分は多く、その分成長できる余地はまだまだあると感じる。
今後の目標としては、赤青果敢についてはあと50マッチプレイして、勝率7割(50戦で35勝以上、通算で勝率68%以上)を達成することを目標としたい。
また、他に所持しているモダンデッキ(白単デス&タックス、緑単トロン)についても、赤青果敢と同じく最初の50マッチでは、勝率6割(30勝以上)を目標としたい。ただし、色々なデッキを使っていると経験値が分散して強くなれないので、できれば果敢の他に使うデッキは1つに絞りたい。デッキの好みという意味ではデスタクが圧倒的に好きなのだが、かつてエルドラージ&タックスというデッキを使っていたので、同じタイプのデッキを使った経験は結構ある。今まで触れたことが少ないタイプのデッキに触れるという意味では緑単トロンの方が良いかもと思っている。

・来週の大会参加予定
来週は、マジックをやるのであれば土曜日は晴れる屋TC(12時)か晴れる屋川崎店(13時)のLet's 5 モダン、あるいは晴れる屋川崎店でのストアチャンピオンシップ(シールド,12時から)に出たい。日曜日は午前中は予定があり午後一の大会参加には間に合わないので、晴れる屋川崎店の14時からの休日モダンの大会に参加予定。

・晴れる屋TCについて
今回参加した晴れる屋TCでの大会は運営が大変スムーズで、12時からの大会で5回戦が16時30分には終わり、17時からの大会にも出ようと思えば出ることができるように進められていた。
TCは昔(7~8年前)は土日は人があり得ないほどいて、正直匂いや人混みがしんどくて良い印象を持っていなかった。今回土日に久しぶりに行ったら、以外と混んでいるという印象は受けず、対戦の合間に座って休める席も空いていて大変良かった。おそらくコロナ禍を経て机と机の間のスペースを空けたり、配置の仕方を工夫等したのだと思う。
また、昔は結構仕事中でも店員とプレイヤーが駄弁ったりしていたイメージがあったのだが、そのようなことはあまり見られなくなっていた。業種上晴れる屋で働いている人にはカードゲームをやっている人が多いだろうし、そうすると身内が来店しているということも結構あるとは思うのだが、個人的にはそうして仕事中に話し込んでいる姿を見るのは好きではない。とある老舗のカードショップだと今でもそうしたことを見ることがあるので、時を経て晴れる屋もちゃんとした企業になったんだなと感じた。
昔の大会では5回戦もするとプレイ態度や対人態度がやばい人にあたる率がかなり高かったのだが、今回周りを見た限りではそうした人はいなかったように思う。(ちなみに、昔負かした相手との感想戦で、勝ったということもあってある程度謙虚に相手の指摘に対して「それはケアしていなかったです」と言ったら、「そんなこともケアしないなんてあなたは初心者ですか?マジックやって何年ですか?」と真顔かつ喰い気味で言われたことがある。それ以来、やばそうな人とは話すだけ無駄なので、とにかく結果だけ報告してすぐに席を立つようにしている。)先ほど書いた通り自分が当たった相手はどちらかというと僕よりも丁寧でマナーの良いタイプの人が多かった。
TCに限らず、昔と比べてマジックをやっている人のマナーや態度も全体的に向上しているように感じている。その理由はおそらくマジックをやっている人の年齢層が全体的に上がったというのもあるだろうし、また最近女性のカードゲーマーも少しづつ増えてきており、特に店員さんが女性であることは全く珍しくなくなった(昔は男性しかいなかった)ので、女性の目を気にして、ということもあるのかなと思う。今でも大会参加者については男性が圧倒的だが、そればマジック全体の人口を反映しているというよりは、女性はトーナメントに参加するというより家やボドゲカフェ等で仲の良い友人とフリーで楽しむ、という人の方が多いからではないか。

それでは。