満足度に対するコストパフォーマンスという話。

コロナ禍によって、自分の趣味のあり方は大きく変わった。具体的には、マジック・ザ・ギャザリングといったカードゲームや対面でのボードゲームから、レトロゲームやオンラインボードゲームに変化した。

変化があったことで、自分の趣味について複眼的に見ることができるようになった。その中で気付いたのは、自分はなんて使ったお金に対して満足度が低い遊び方をしていたのだろう、ということだ。マジックに使ったお金はいくらかわからないほどだが、使ったお金分楽しめていたかというと決してお金⇒満足度の効率は良くなかった。

マジックのカードの全体的な値段は上がっていると思う。最近は通常のセットだけでなく、特殊セットが毎月のように発売される。昨今のEDH人気によって、昔のカードの値段が吊り上がっている。TCGにおける、コレクション的要素という意味では価格が上がるのは当然のことかもしれない。マジックの人気が維持され、カード価格のインフレが続く限り、いくら高いお金を出してカードを買っても損をすることにはならない。ただ、遊びの単価という点で考えると、一回ゲームをプレイするための価格は危険なほどに吊り上がっていると思う。

レトロゲームは、ゲームそのものにコレクション的価値がほぼ無いので、単価が安い。しかも、1つのゲームでそこそこ長く遊ぶことができる。かつて新弾のカードに使っていた金額の1/5で、比べものにならないくらいの満足度を得られる。

マジックは最高のゲームだし、また大会に出たい。ただ、定期的に安くはないお金を払わせるTCGのビジネスモデルに一度疑いを抱いてしまった以上、元には戻れないようにも思う。

それでは。