綿騙し編考察

綿流し編との違い
・古出梨花が学校で殺害されている 死体が何者かによって隠されている 学校で発見されている 鬼騙し編とも異なる
・展開が速い 尺の都合?
・沙都子の遺体が発見された場所が地下祭具殿ではない
・村長・おりょう・詩音の遺体発見場所については変わらない
魅音と詩音両方の遺体が発見されている
・古井戸から古い死体が発見されている
 
鬼騙し編との共通点
梨花と沙都子の死
・圭一生存 
・圭一が入院(ひなみざわから出る)
 
綿騙し編の謎
・園崎家への来客とはだれだったのか?
沙都子?それとも別の誰か?少なくとも魅音/詩音が知っている誰か?
・綿流しの後で圭一に電話をかけてきたのは魅音と詩音いずれだったのか?
・なぜ銃声がしたのか?誰が発砲したのか?
・圭一はいつ、どのように発見されたのか?地下室に閉じ込められていたことは確認されているが、果たして?
・死亡した人物の死亡時刻
詩音⇒綿流し当日に確認
おりょう⇒不明
公由⇒綿流しの次の日まで確認
沙都子⇒綿流しの次の日、学校で確認
・圭一が意識を失ってから、地下に来た人間はいたのか?
 
綿流し祭り
・圭一と一緒に祭具殿に入ったのは詩音?
全員がはぐれていた⇒魅音と詩音が入れ替わっていた可能性
綿流し祭のタイミングで魅音と詩音は一度も一緒になっていないので、同一人物である可能性がある
おりょう・公由は村の顔役ということで、綿流し祭りの段階で既に監禁されていた可能性は低い(いなかったら噂になるはず)
綿流し翌日
梨花行方不明
殺されたのはこのタイミング?断定はできない、僅かな時間で殺せるだろうか?
他の殺人と分けて考えるべき
②圭一監禁
③発砲
④遺体発見
圭一が発見されたのは地下で、圭一が発見されるまでは誰も地下に入ってこなかったことを前提とする
⇒すると、井戸で発見された遺体について犯行ができたのは(圭一が犯行を行っていない限り)②より前に限られる
地下祭具殿を知らないと犯行ができないので、犯行ができたのはおりょう、公由村長、魅音、詩音に限られる
おりょう、公由村長を候補から除外すると、次の3つの可能性に絞られる
単独犯
魅音単独犯
・詩音単独犯
複数犯
魅音と詩音がそれぞれ別々の殺しに関わっていた可能性
 
おりょう公由実行犯についての推測
詩音単独犯説が一番筋は通る(綿流しと同じ展開)、しかし1点、なぜ自分が疑われていないタイミングで圭一を監禁せねばならなかったのかが分からない
村の暗部について探りたいなら、圭一を泳がせておいたはず
 
魅音単独犯説の場合、圭一が監禁する理由は一応筋が通る(圭一を守るため)
一方で、なぜおりょう・公由・詩音を殺害しなければならなかったのか、そして、関係者を殺し、圭一を監禁するという決断をさせるほどの具体的に村の暗部とされる部分についてどのような証拠をつかんでいたのか、それが分からない
圭一を守りたいがため、おりょう・公由を殺害するのは(一応)わかるが(古出梨花殺害はここではおく)、なぜ詩音を殺害する必要があったのか?
 
個人的には、第四話での魅音は詩音の入れ替わりではないように思う 圭一を撒き餌として見ていないし、おじさんという一人称も使っている
詩音がおりょう・公由を殺す⇒詩音を魅音が殺す、という可能性?(複数犯説)
 
そもそも、圭一が発見されるまでは誰も地下に入ってこなかったというのが間違い?すべて第三者による犯行?
ならなぜ、圭一が生き残っているのか?殺した方がいいはず
 
・沙都子、魅音or詩音の遺体
沙都子と魅音or詩音の相撃ち、ということでいいのか?
体格差、警備が行き届いた自宅であるということから考えて、魅音or詩音が沙都子によって殺されるとは考えづらい
沙都子を殺したのち自殺した可能性?
両方とも第三者による犯行?
 
考察によって見えてきたこと
・鬼騙しとの共通点として、圭一がほぼ死んでおかしくないという状況で生き残っていることが挙げられる
・圭一は記憶の継承を行っていることが示唆されており、本作において旧作以上に特殊な意味を持っている
梨花ではなく沙都子も死ぬことがルールとなっている可能性がある