6/4 アメニティドリーム新宿店 モダン 2-1

こんにちは。今週の日曜日にアメニティドリーム新宿店でモダンの大会に出てきたので、レポートを書きたいと思います。使用デッキはエルドラージタックス。メインに変異エルドラージ4枚、サイドに現実を砕くものをいれたタイプで、しばらくはこのメインとサイドで回していきたいと思います。参加者9名のスイスドロー3回戦で、結果は2-1でした。
1回戦 Mono U tron ◯◯
相手の方のデッキは、難題の予見者が入ったスタンダードな青単トロンでした。
1ゲーム目は後手で、2〜3ターンのアクションは相手の差し戻しに阻まれたものの、相手のトロンが揃わず、4ターン目に2行動して最初のスペルは打ち消されたもののサリアを設置。そのあとは変異エルドラージで相手のブロッカーをタップしながらビートダウンしきりました。
2ゲーム目も後手でした。相手の1ターン目の探検の地図を真髄の針で刺したところまでは良かったのですが、相手が3ターン目にトロン成立してしまい、チャリスをX=3で置かれました。返しのターンに潮の虚の漕ぎ手を出したところ、手札の内容が
・アカデミーの廃墟
・幽霊街
・宝物の魔導士×2
と相手は青マナが切れていることが分かりました。ここで僕は手札の平地と幽霊街から幽霊街を場に出したのですが、これはミスでした。なぜミスかと言えば、①幽霊街が手札に唯一の無色マナで、手札には難題の予見者があり、次のターンに出したいのですが、そうすると幽霊街がタップ状態になってしまい、相手の幽霊街で壊されてしまいます。ここは平地を置き、次のターントップから無色マナを引く可能性を考えたほうが良く、②実戦で相手にやられたのですが、このターンの返しに対戦相手の幽霊街でこちらの立っている幽霊街を壊しにこられるのが予想以上に良いプレイで、ここで青マナを与えるわけにもいかずみすみす幽霊街及び唯一の無色マナを壊されてしまいました。その後はウギンを出されたりもしましたがなんとか逆転の可能性を思い描き、相手がこちらのプラン通りに動いてきてくれたため勝ちました。
2回戦 UB Rats ◯◯
相手の方のデッキは、精力の護符に臭い草のインプ、群れネズミなどいろいろな要素がつめこまれた青黒のデッキでした。
1ゲーム目は後手でした。このゲームでのミスは相手のデッキがよくわからず、ハンデスが多いのかと考え、中盤に引いた霊気の薬瓶を場に出さなかったことです。一般にモダンで手札に土地を余らしておく意味としては、①ヴェールのリリアナ②コラガンの命令が考えられますが、①の場合はクリーチャーなら場に出して良いので、除去を引いた時に抱えていられるようにするという意味や、②はドローステップに打たれて1ターン潰されるのを防ぐ意味があります。ただバイアルは中盤以降も意味があるカードなので、土地ならともかくバイアルを手札に抱える意味はありませんでした。ただしヴェリアナが場にいる時にトップデッキした霊気の薬瓶を手拍子で出すと損することもあるので、そこには注意が必要と思います。
2ゲーム目は後手でしたが、相手が5枚までマリガン。相手のデッキは単体では痩せているカードが多く、群れネズミだけはしっかり除去して、シナジーを完成させずに勝ちました。
3回戦 WGru Planeswakers ◯××
相手の方のデッキはマナ加速から三なる宝球や血染めの月を設置し、プレインズウォーカーでマウントをとるデッキでした。ニッサの誓いがとてもいい味を出していました。
1ゲーム目は後手でしたが相手が土地2枚とマナクリ1枚で止まったためビートダウンが間に合って勝利。2ゲーム目も後手で、相手は1ターン目に森に楽園の拡散(白)を付けてから2ターン目に三なる宝球。ただ次のターン相手は土地3枚で止まり何も行動がとらなかったのでこちらはちらつき鬼火で楽園の拡散を除去する選択をしました。しかし次のターン相手は吹きさらしの荒野から踏み鳴らされる地をサーチし、血染めの月。これでこちらの行動がすべて止まり、負けてしまいました。
3ゲーム目は先手で、
・致命的な一押し
・変異エルドラージ
・ちらつき鬼火
・不毛の地の絞殺者
・乱脈な気孔
・秘密の中庭
・幽霊街
でこれをキープ。1ターン目はタップインを処理して、2ターン目に秘密の中庭を置きながら相手のマナクリを除去した所まではよかったのですが、相手が2ターン目にまたマナクリを出してきたのが問題です。こちらの3ターン目の行動が問題なのですが、相手の血染めの月をケアして秘密の中庭を幽霊街で平地にしてからサリアか、あるいはただ単にサリアか、どちらが正しかったのでしょうか?おそらく残りの手札の内容によると思います。①エルドラージの寺院を引いた場合は壊して置くのが正しく、②それ以外の場合はケアしないのが正しいと思います。①はレオニンの裁き人を引いた時に困ることになりますが、それ以外の引きなら大体大丈夫で、テンポも阻害しません。②は次のターン難題の受けを無くしてしまうのは良くないと思います。実戦では幽霊街を自分の土地に使わず、相手に血染めの月を置かれ何もできなくなり負けました。ただ幽霊街を使っていたとしてもどちらにせよ妨害が足りず負けていたと思います。
最後にtipsを置いておきます。
・三なる宝球とサリアが出ていた時の関係についてです。この時クリーチャーでないスペルはまずサリアの能力を受けてから三なる宝球の効果を受けるので、2マナ以下のスペルは3マナに、3マナに以上のスペルはサリアで1マナ重くなります。

今回の大会で参加受付をしようとすると、参加者の中に6ケタのDCIナンバーの方が。なんとその方はNACさんこと中村聡さんでした。今回お手合わせする機会には恵まれませんでしたが、滅多にない機会なので「スパイクの飼育係」にサインをして頂きました。

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また、お店の方にもスパイクの飼育係を売って頂いたり、ペンを貸していただいたりとお世話になりました。本当にありがとうございました。僕は中村聡さんの事をプレイヤーとしてだけでなく、ゲームクリエイターとしても尊敬していて、「伝説のかけら」というカードゲームは僕の大好きなゲームです。マジックというゲームを通じてこのような機会にお会いする幸運に恵まれたことはとても光栄ですし、マジックをやってきて良かったとも思いました。
それでは。